症例集

足底交叉に着目してみました。

本日2回目のOさん(介護士)50代女性

両足を足底筋膜炎と診断された方。

前回、左足底に関しては踵骨の調整と、その後のサポートとして、

踵骨の内反防止のためのサポーターを巻いて頂くことで、

ほとんど落ちついた感じになりました。

さて問題は右足底。

夜勤の時にはこっそり車椅子を使って施設内を移動するほど、

足底の痛みが酷いんです。

前回は足底に触れるだけでも痛がっていましたが、

今回、相当強く押せば痛がるものの、それなりに触れます。

一通り足根骨を緩めたあと、痛みが軽減した左足と同様に、

踵骨の調整を行うもあまり変化は見られません。

そこで長母趾屈筋腱と長趾屈筋腱の交わっている部分、足底交叉に着目してみました。

そこが痛いって言ってたんで。

長母趾屈筋腱が長趾屈筋腱に圧迫を受けて痛みを感じてる可能性を考え、

少しだけ長趾屈筋腱を内側にずらしてみました。

すると「これは何ともないかも?」

と良い反応です。

手を放した後も、「ん~いいかもしんないな~」

と先ほどと違って、足を着いただけで顔を歪めていたのとは大違い。

ご自宅でも、このやり方をやるようにお伝えしました。

また来週、どうなっているでしょうか?

2015/05/07